突発性難聴、耳鳴りについて

突然起きて、何が起こったのか、とても心配になる症状でもあるこの症状は、

平衡感覚がおかしくなる事もあり、病院では、「メニエール病」と診断される方が

多いです。しかし殆んどが、病院でもハッキリとした原因を特定出来なくて、

適切な説明をされないまま不安になってしまい、病院で出された薬を飲み続ける

ことになる方もいます。このような状態が、良いはずはありません。

全ての症状に原因があり、それによって症状が起きます。

この症状が起きてしまう原因について説明していきます。

  

この症状が発症する多くのケースで、大きなストレスが引き金となって起きます。

精神的なストレスが、生活の中で常に有り、しかも長い期間感じていることが、

前提としてある方が多いです。

その時の大きなストレスが原因だと思われるかもしれませんが、

それ以前の毎日のストレス状態が、身体に大きく影響し、

筋肉は常に緊張することになり、うまくストレスを発散していなければ、

徐々に身体はその影響を受けていきます。

お話を伺うと、以前から肩こりや頭痛、首の痛み、その他冷えなどの

何らかの症状を抱えている方が多く、この時点で身体では様々な問題が

起きていることが推測できます。人間の体はこのような様々な問題が生じていて

も、悪いなりに、これ以上悪くならない為に適応する機能が備わっています。

これによって、大きな症状にならないようになっています。

本来ならこの後、回復するようになっているのですが、身体や心を

休めなかったり、今までと同じような状態(生活)を続けていれば、いつかは、

破綻してしまいます。それが、大きなストレスによって今まで、なんとか

頑張ってきた身体が、耐え切れなくなって、一気に破綻してしまったのです。

 

なぜ、「突発性難聴」や「耳鳴り」として出るケースが多いかと疑問に思われる方

もいると思います。それは、人間の構造にこの症状を引き起こしてしまう原因

絡んでいます。硬膜という頭蓋〜仙骨(骨盤の真ん中の骨)を繋げている膜の

付着部分、構造が原因となってしまう事があるからです。

(硬膜の説明は「事故による後遺症のページ」をご覧ください。)

 

簡単に言うと、脳神経(目、耳、嗅覚、平衡感覚などの機能を司る部分)の問題が

硬膜の捻れや緊張によって生じてしまいこのような症状を引き起こします。この

硬膜の問題も突然起きる訳ではなく、ストレスと関係していると言われています。

ストレスを感じると、側頭部や後頭部の筋肉が緊張することが多くなります。

それによって、頭蓋は筋肉に引っ張られる形で、歪みを生じます。そして、

頭蓋に付着している硬膜にも影響を与え、硬膜の捻れや緊張が起きます。

(現代医学では、硬膜の研究は余りされておらず、アメリカのオステオパシーと

いう硬膜の治療法を作った団体が最も研究されています)

  

これが、ストレスが構造的な問題に影響を与えてしまい、「突発性難聴」や

「耳鳴り」が生じてしまうメカニズムです。

このようなことから、硬膜の修正はとても必要です。そして、関連する筋肉に

対する治療も必要です。

これにより症状を引き起こしている構造的な問題を解決できます。

しかし、私が患者さまを治療させて頂いて感じるのは、このような構造的な問題

だけではなく、心ののゆとり、心も体もリラックス状態になる事が重要だと

感じています。構造的な問題だけでは、完全な状態に身体はならないのだと

思います。それだけ、精神的に疲れた状態が、このような症状を引き起こす事と

関連しているのではないかと思います。

心と身体が調和した状態が、改善には必要です。

 

症状が改善された後、最も重要なことは、ストレスを溜めないようにする為の

普段の生活をどうしてくかです。他の症状も同様ですが、症状は身体の異常を

知らせるサインですから、何らかの症状があれば、何か体に負担になっている

事があると思って間違いはないと思います。この症状をより健康になる為に

生かして頂きたいです。

 

以下は突発性難聴、耳鳴りの方の症例です。参考になさってください。

 

 

42歳 男性 

『 突然、耳の閉塞感が起こり、右耳の聞こえが悪くなった 』

 

お話を伺うと、以前から耳の閉塞感を感じていましたが、そんなに気にはして

いなかったそうです。そして、ある時右耳が聞こえにくくなり、とても不安になっ

て、病院に行き、「メニエール病」と診断されました。

ステロイドを処方されましたが、いっこうに良くならないので、来院されました。

右耳の聞こえが悪くなった時は、社内でのストレスがピークになった時だった

そうです。以前から、社内のストレスが有り、2年前からずっと我慢していた

そうです。このストレスだけでなく、家でもストレスが有り、自分のしたい事も

我慢している状態で、時間が無い上、何かでストレスを発散することも出来なくて

息をぬいたり、リラックスする時間も無い状態でした。

 

硬膜の緊張によって、頭蓋に歪みが生じており、頚部の筋肉も異常に緊張状態

でしたが、本人は頚部の緊張を余り感じていませんでした。

硬膜の治療中、お話を聞き、自分の生活スタイルや自分のやりたい事を

我慢しすぎて、自分の事を後回しにしすぎていたとあらためて感じ、自分の思いを

これからは生活に取り入れて見直そうと言われていた時、「耳のとおりが良くなっ

てきた」と言われていました。今回の症状の原因をご自分で納得して、本当の

意味で 、リラックス状態になった事で、体が自然と治癒していったのだと

思われます。このようなことは、本当に多くあります。

精神的なストレスが体に影響を与えることが良く分かる症例です。